スイスでは、妊娠の定期健診を受ける産婦人科と、出産する病院が違います。
また、出産後に家に定期的に助産師さんが訪問してくださり、赤ちゃんのお世話の仕方や母体のケアなどについて教えてくださるので、スイスで妊娠・出産する場合は「産婦人科・産後ケアの助産師・産院」の3つを自分で決定しなくてはいけません。
産院は日本でいう総合病院にあたるところが多いようです。
私は検診を受ける産婦人科を決定したあと、その産婦人科医さんが働いている総合病院に自動的に受け入れの手続きをしてもらいました。(もし別の病院がいい場合は変更も可能)
当日担当してくださる助産師さんは知らない人だけど、何かあった時に知っている先生が診てくれるのは心強い。
出産するまで、その産院には検診などには基本的に行かないのですが、私の産院は月に1回説明会があったので、旦那さんと参加しました。
見学には思った以上にたくさんの人が来ていて、女の人は大小あれどお腹が膨らんでいて、それぞれのお腹の中に赤ちゃんがいて、すくすく育ってる最中なんだなぁとしみじみ。
夫婦で来ている人がほとんどでしたが、中には旦那さんだけ来ていて、奥さんのためにたくさんメモをとって質問している人もいました。
説明会の内容は、出産の時のケアはこんな感じだよ~とスライドで簡単な説明があり、その後病院内の見学。
分娩室はすごくきれいで、照明も落ち着いたオレンジで、最初はプライベート個室かと思ったくらい。
分娩室の中には、いきみ逃し用の布?が吊るしてあったり、バランスボールや色々な器具も置いてあって、バスタブまでありました。
スイスは出産が保険適用で、無痛分娩や水中出産も適用内なので、その病院では20%くらいの人が水中出産を選択するらしいです。
ただ、どういった分娩方法になるかは、事前にリクエストするのではなく、当日の様子を見ながら決めていくとか。
無痛分娩も、麻酔を使う方法以外に、ハーブやアロマなど薬を使わないで痛みを和らげる方法も色々用意されているようです。
病気の治療にハーブをよく使うスイスらしいなと思いつつも、陣痛や出産の痛みがハーブやアロマなんかで和らぐんかい、という疑問(笑)
早めに麻酔打ってもらおう・・