無事に出産を終えたので、スイスの産院での出産についてまとめます^^
予定日を過ぎてもなかなか産まれる気配がなかった我が子。
結局1週間過ぎてもお腹の中でのんびりしていたので、病院に行って誘発してもらうことに。
病院からは、当日お産が重なってるとすぐに産めないから、当日の朝に連絡してね~と言われ、朝イチで病院の空き状況を確認してから向かいました。
2日間にかけて誘発剤を試すようで、1日目は朝イチで薬を入れたタンポンを注入しておしまい。
痛みも全くなかったので、旦那さんと病院の近くを散歩したり、部屋でのんびりしたり。
他には陣痛を促すお茶をくれたり、「腸洗浄してみる?(腸が小さくなることで赤ちゃんが出てきやすくなる)」と言われたので、「聞いたことあるけどやったことないからやってみたーい!」という軽い気持ちでお願いしました。
実際やり始めると想像以上の違和感で、「・・無理無理ストップストップストップ!」と数秒で終了→速攻トイレ(笑)
朝誘発剤を入れてから夕方まで全くうんともすんとも言わなかったので、これは明日になるな~と思っていたところ、夜ご飯を食べている時に、「・・??あれ?・・あれれ??」と生理痛のような痛みが。
ちょうどお医者さんが18時で仕事終わる前にエコーしてもらったところ、少しずつ進んできてるから、明日の朝くらいには産まれると思うよ、とのこと。
でもそのエコー終了後、どんどんお腹の痛みが増して、これが陣痛か?!きた!と思っていたらあれよあれよという間に間隔が一気に短くなって、痛みも一気に最高潮に。
陣痛は最初はもっと間隔があくと思っていたけれど、促進剤だったから痛みの進み具合も早かったのかな。
本格的に始まる前にシャワーを浴びようと思ったけれど、もう痛すぎてシャワー室まで歩くこともままならず・・(笑)
這うようにしてさっとシャワーを浴びたけれど、波が来るたびにうずくまって動けない私を見かねた旦那さんが「もう麻酔始めた方がいいんじゃない?」と。
陣痛が始まってすぐだったから、こんな早くに麻酔始めていいのかな、と迷っていたけれど、この時にお願いして大正解。
麻酔科の人たちが来るまで、本当に地獄のような痛みと戦いました。。
この病院では、無痛分娩は腰に一回打つ硬膜外麻酔と、自分で小分けに量を調節しながら打つ麻酔の2種類があり、無痛分娩を希望する場合は当日その場で様子を見ながら伝えることでOK、効きが悪かったりする時は後から別の麻酔を追加で打ってもOKとのこと。
私は一回で終わる硬膜外麻酔をお願いしました。
病院では水中出産も保険適用で可能だったのですが、硬膜外麻酔だと、水中出産ができなくなることや、麻酔で足に力が入りにくくなることなど事前に説明してもらっていました。
また、出産は長期戦のイメージだったので、食事についても心配していましたが、がっつりした食事じゃなければ麻酔後も食べていいとのことで、私も途中でキットカットの大きなバーを食べたりしていました。
麻酔を打ってから効くまでにある程度時間がかかるかなと思っていましたが、打ってもらってからは速攻で痛みがひいて、そこからは穏やかな時間・・
麻酔が下半身に効いているので、一人で歩けなかったり、排尿が難しかったりしましたが、それ以外は本当に快適でした。
最後の方は軽くお腹の痛みも感じられたし、赤ちゃんが出てくる時の感覚もわかったので、いきむのもそこまで難しくはなかったです。
出産後は、お医者さんが赤ちゃんの状態を確認して、希望していたカンガルーケアをしながら初乳を飲ませてあげました。
しばらく胸の上で抱っこした後、体重測定などをしてもらい、その後は朝までずっと私の胸の上でカンガルーケアの状態でいてくれました。赤ちゃんの沐浴をしなかったのが日本との違いかな?
カンガルーケアって産まれた直後の数十分?くらいかと思っていたので、予想以上に長くてびっくり。くたくただったけれど、ようやく出会えた我が子と肌と肌で触れ合った数時間は、今までに感じたことのない不思議で神秘的な時間でした。
産む前は、ドイツ語や英語で出産中に会話できるか不安もありましたが、ほとんどの助産師さんが英語を話せるし、出産時に困ったことはなく(スイス人の旦那さんが常に一緒にいてくれたことも大きい)、様々なサポートが充実していて、全て保険適用のスイスで出産してよかったです。
無事に生まれてきてくれた我が子、隣で応援してくれた旦那さん、たくさん褒めてずっとサポートしてくれた助産師さん達、取り上げてくれたお医者さん、みんなに感謝^^
入院中の様子もまた書きます。